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アオハル0号感想〜青春とかヒロインとか、たまにヒーローとか〜

アオハル 0号 (ヤングジャンプ増刊)  2011年 1/3号

アオハル 0号 (ヤングジャンプ増刊) 2011年 1/3号

最近何かと話題のアオハル0号買ってみましたー。ヤンジャンの増刊ですね。
前情報で見たところ、かな〜りカオスな執筆陣だったということでホイホイ買ってしまいました。まぁ、ヤンジャン本誌もあれで結構カオスなモノですが(キングダム→嘘喰いローゼンメイデン→華と修羅とか)。
詳しくはココとかを見ていただくとしても、かなり「ジャンプ」らしからぬ執筆陣。アスキーとかスクエニとか一迅社とかそういう場所をメインに活躍している人が多く、今一番ホットで若く、かつトガッてる人たちを集めてみたという印象。

0号のテーマは「青春とヒロイン」ということらしいですが、我々読む側がその字面に捕われちゃイカンのかなーとも思ったりもしたり。そういう見方で読むとちょっと肩透かしを食らうというか、んだよ、あんま青春とか関係なくね?と思ったりする作品もあるのですねw自分も最初そう思ったのだけど。
アオハルには30本の読み切り新作がありますが、自分の場合この0号に関しては、「青春」というものを「学校」とか「学生」とか「今現在」っていう括りとして見るより、男と女のコミュケーション・ディスコミュニケーションを目の当たりにする、あるいは体験するという意味での「青春(のままならなさ)」と考えた方がしっくりくるように感じました。本誌には男女間だけでなく、女同士だったり、人外のもの相手だったり、生者と死者だったり、様々な形のコミュケーションがあるわけですが、そんな風に場所も時間も超えたところで行われるやり取りこそが、「青春」なのでは無いかと勝手にコジツケてみました。
まぁ、それだけ幅広い作品のある、良い意味で非常にカオスな雑誌ってことなんですけどね!内容自体も、「青春とヒロイン」っていう内容以上に盛り沢山です。えっちいのもあればかなりホラーなのもあればバカっぽいのもあるという、雑誌らしい雑誌です。

個人的に気になった作品の感想なんかも軽く。ネタバレにならない程度に。



・あるみちゃんの学習帳/金田一蓮十郎
最近は「ニコイチ」とか、ちょっと前だと「マーメイドライン」あたりの切ない感じの作風ばかり見ていたもんで、かなりコメディなノリは少し意外に感じました。感じたけれど、元々「ハレグゥ」書いてた人なんだよなぁと思い直したり。キャパシティが広い人なんだなー。イイ感じにヒドイオチなのもまたグー。


・きみウケることなかれ/御徒町鳩
作者の方は少女漫画のフィールドで活動してるってこともあり、本誌の中では作風が一番ガーリー(?)な感じ。ですが、「青春とヒロイン」っていうテーマからすると一番直球ストレートに取り組んでるんじゃね?とも思いました。まったく作風の異なるごった煮な状況に囲まれていると、お汁粉に塩効果でかなり甘酢っぺぇ!という感じ。だがそれが良い


・シャトル/青木俊直
「青春ゴーストストーリー!」ということで、女の子と幽霊になった親友が心残りを果たすというお話。爽やかかつ、シンプルな画風がいいですね。若干百合っぽい所もいいですね。


・制服魔法みとりちゃん/水あさと
話のバカっぷりでは本誌1、2を争うんじゃないかなー。素晴らしいね!アンケート手紙には「お気に入りのヒロイン」を選ぶ項目があるのですが、ヒーロー投票をするとすれば、この作品の彼氏がおそらく1番じゃないかと。


・SUPER HEROIN/武富智
先程も書きましたが、最初読んだときは「おいおい『青春とヒロイン』ってそうでもねーじゃん」と思っていたのですよ。アオハル。その思い込みを吹き飛ばしてくれたのがコレ。いやーあの見開きは卑怯っすよ。雑誌の大きな画面で読むべき。
「ヒロインは、超える」というのが作品の扉の煽り文なのですが、同じく「青春も、超える」モノなんじゃないかな、と思ったりしたのが、一番の感想です。


Opiスエカネクミコ
あはは、これは一番ヤンジャンに近いノリだなー、と思って読んでいたら、この作者って「放課後のカリスマ」の人じゃん!とおったまげました。他の短篇集は読めて無いのですが、すんごい器用な人なのね…。


・というわけで
今回は0号というわけで、次回は春頃出るらしいので、今後は季刊で出版されるのかなー。後、「青春とヒロイン」というのは0号のテーマ?のようでして、今後はまた微妙に変わっていくのでしょうか。どうでしょう。
ちなみに今後、女性作家オンリーの「Gジャン」、月刊ヤングジャンプがリニューアルして「ミラクルジャンプ」という風になるそうなので、集英社の勢いがハンパないことになりそうですね。

あと、何故かは知らんのですが、単眼少女の出てくる作品が2つ(reproduction/黒咲練導アナーキー・イン・ザ・JK/位置原光Z)もあったのですが…これはつまり、2011年は人外娘の時代ってことなんですかね…