犬の帰宅

マンガとか料理とか音楽とかマンガとか

2011 漫画ナツ100〜解説編〜

そんなわけで、参加させて頂きました「漫画ナツ100」解説編記事でござい。
100冊ダーッとリストアップしてはみましたが、ここでは幾つかジャンルに分けて作品の解説なり思い入れなりをちょっぴり書いてみようかと。ランキングってわけではなく、順不同です。


今年読んだの10作品
他のジャンルのところにも今年読んだ漫画は多くありますが、その中でもこれは!と思ったものを並べてみました。


鎌谷悠希「少年ノート」

少年ノート(1) (モーニングKC)

少年ノート(1) (モーニングKC)

音に対して鋭敏な感性を持つ少年、ゆたかが合唱部に入ったことではじまるハーモニーとストーリー。「音」に対する繊細な描写のみならず、「合唱部」全体を様々な人の視点から描く流れに今後の期待が高まります。


今井哲也「ぼくらの夜明け」

ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)

ぼくらのよあけ(1) (アフタヌーンKC)

2038年の夏休み、団地の屋上から始まった忘れられない出会い。少年が偶然見つけた宇宙規模の大発見と、うだる暑さと湿気のように取り巻く日常レベルの些末の悩み。まさにこの暑い夏に読んでワクワクするべき作品。


久正人エリア51

エリア51 1 (BUNCH COMICS)

エリア51 1 (BUNCH COMICS)

モンスターやUMAや神々が跋扈するアメリカ51番目の州「エリア51」で探偵稼業を営むマッコイ(人間)と助手のキシロー(河童)。白黒の明暗を際立たせた絵と、異形の連中が繰り広げるハードボイルドっぷりがマジクール。


中山敦支ねじまきカギュー

ねじまきカギュー(1) (ヤングジャンプコミックス)

ねじまきカギュー(1) (ヤングジャンプコミックス)

誰も彼もブッ飛んだ登場人物しかいない!ながらも、それぞれの思いの尋常じゃない強さに、どんどん飲み込まれる勢いを持った作品。己の意思のぶつかり合い、己の愛のぶつかり合いは、一体どこまで行ってしまうのか、毎週先が気になる作品です。


竹宮ジン「想いの欠片」

想いの欠片 1

想いの欠片 1

作者は元々「百合姫」でデビューしたということもあり、本作もちょっとビターなガールズラブ。同性愛者・両性愛者・異性愛者と様々な人が出てきますが、「誰かを好きになる」ということが持っている、逃れられない痛みを抉ってくる作品。


小坂俊史「遠野モノがたり」

遠野モノがたり (バンブーコミックス)

遠野モノがたり (バンブーコミックス)

岩手県遠野市を舞台に繰り広げられる、お互い交わることのない3人の女性の日常生活。田舎暮らしの都会からは見えないリアルな部分も、ちょっぴり叙情的に描いてしまうのは流石。名作「中央モノローグ線」の続編ではありますが、ここから入っても特に問題なし!


川原由美子 「ななめの音楽」

眠れぬ夜の奇妙な話コミックス ななめの音楽1 (ソノラマコミックス)

眠れぬ夜の奇妙な話コミックス ななめの音楽1 (ソノラマコミックス)

ふわふわと可愛らしくファンシーな絵柄と、近未来的な航空機レースの描写が矛盾することなくマリアージュされた作品。全てのページが横割り4コマで作られた映画のような画面構成、幻想的とも言える絵柄は何とも癖になります。


九井諒子「竜の学校は山の上」

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

ファンタジーが終わって訪れる現実、現実の中に自然と存在するファンタジー、そんな世界を描いた短篇集。苛立ちや諦念を抱きながらも、結局は前に進まなきゃならないという登場人物の描き方が大好き。


榎本俊二「斬り介とジョニー四百九十九人斬り」

斬り介とジョニー四百九十九人斬り (KCデラックス)

斬り介とジョニー四百九十九人斬り (KCデラックス)

もうとにかく斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬りまくるホントただそれだけの作品。ただそれだけのことを徹底的に、不気味に、ある意味爽快にやってのけ、見せつける力に溢れています。


片山ユキヲ「花もて語れ」

花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

「朗読」というテーマにまず脱帽しつつ、そこからここまで人を動かす描写をすることにまたおったまげた。「少年ノート」もそうですが、音が聞こえない漫画というメディアで、如何にして「音」を描き、感動させるのか、ということに真っ向から挑んだ作品。



少年漫画からいくつか
好きな作品の中でも特に少年誌で連載されているもの(ウルジャンが少年誌かどうかは若干微妙だけど…)。しかしこうして見るとほとんどジャンプかチャンピオン作品というのが自分の偏向を表していますね!

許斐剛テニスの王子様

新テニスの王子様 1 (ジャンプコミックス)

新テニスの王子様 1 (ジャンプコミックス)

説明不要のテニスバトル漫画。全国大会編でのエライ描写はそのままに、現在の日本代表編でも強烈な描写は健在。映画・OVA・ミュージカルと様々なメディア展開が現在も活発に行われていますが、その源たるエンターテインメント要素が全てぶち込まれた作品としても見ることが出来るのでは。


林家志弦はやて×ブレード

はやて×ブレード 1 (ヤングジャンプコミックス)

はやて×ブレード 1 (ヤングジャンプコミックス)

戦う女の子たちは可愛く、何よりかっこ良い!チャンバラによって身を立てる「剣待生」という制度を持つ天地学園へ入学した主人公黒鉄ナギが嵐の如く巻き起こす物語。かなり大勢のキャラクターが走り回る作品でありますが、どのキャラも決して使い捨てにならず、作品に絡んでくるところが良いですね。


武井宏之・御上裕真「 ユンボル-JUNBOR-」

ユンボルーJUMBORー 1 (ジャンプコミックス)

ユンボルーJUMBORー 1 (ジャンプコミックス)

週刊少年ジャンプで惜しくも打ち切りの憂き目にあった作品がウルトラジャンプでリニューアル!前作「重機人間ユンボル」のストーリーとほぼ並行していますが、より丁寧な描写がグー。何よりも武井節とも言えるケレン味溢れるキャラクターは健在。


葦原大介賢い犬リリエンタール

賢い犬リリエンタール  1 (ジャンプコミックス)

賢い犬リリエンタール 1 (ジャンプコミックス)

言葉を話す犬(?)リリエンタールが主人公の、非常にジャンプ漫画らしからぬジャンプ漫画。暖かくもセンス・オブ・ワンダーに溢れた絵柄と、とても良い意味でオトナなサブキャラクターが魅力的なので一度は読んで欲しい作品。葦原大介先生は個人的に今一番新作を読みたい作家です。


漫☆画太郎「ミトコン」

ミトコン 1 (ジャンプコミックス)

ミトコン 1 (ジャンプコミックス)

怪盗に憧れる王女と怪盗の娘が出会ったことから始まる冒険譚!がいつまで続くのやら!画太郎先生の女の子は地味にカワイイというのは巷でよく言われますが、今回はそれがいい意味で目立つ感じ。雑誌コメント曰く、節電でコピー機を使わないように心がけてるらしいのでみんなで応援しよう!


中村尚儁「1/11じゅういちぶんのいち」

1/11じゅういちぶんのいち 1 (ジャンプコミックス)

1/11じゅういちぶんのいち 1 (ジャンプコミックス)

自らの能力に限界を感じ、サッカーをすることを諦めた少年安藤ソラ。しかし、ある出会いが次第に、彼の気持ちを揺り動かしていく。1話以降、彼の周りにいる人々を描くオムニバスとして話が展開されますが、チームの中の1人として、また、1人の個人として揺れ動く彼らの描写はグッとくるものがあります。


フクイタクミケルベロス

ケルベロス 1 (少年チャンピオン・コミックス)

ケルベロス 1 (少年チャンピオン・コミックス)

十三塚景が旧校舎で出会ってしまった化物「崩」。封印から解き放たれ、幼なじみを襲う崩を封印するため、景は狗骸と呼ばれる化物と契約し、「墓守」として戦う!色々と魅力的なキャラクターが多く、ハードな話の展開も魅力的な作品ですが、何よりも景と契約する狗骸・雪房様がカワイイ。


沼田純「行徳魚屋スーパーバイトJ」

行徳魚屋浪漫 スーパーバイトJ(1) (少年チャンピオン・コミックス)

行徳魚屋浪漫 スーパーバイトJ(1) (少年チャンピオン・コミックス)

漫画家にしてスーパーの魚屋さんでのバイトに性を出す沼田純先生のエッセイ漫画。魚屋あるある、可愛いパートや社員の方々、NJ先生の時にマイナス過ぎる思考と、毎回4ページと短いながらも盛りだくさん。


宮崎克・吉本浩二ブラックジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜」

週刊少年チャンピオンブラックジャックを連載当時の手塚治虫のエピソードを取材した作品。「手塚伝説」には様々な話がありますが、インタビュー+漫画として描かれると、笑い話を越えて凄まじい熱気が伝わってくるよう。


荒川弘銀の匙

銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)

普通の学生生活から全くの未知の世界=農業高校へと飛び込んだことから始まる新たな生活。「鋼の錬金術師」の荒川弘先生の新作ですが、農業高校出身者ということで細かい点からシビアな現実まで見どころが多い作品。コメディタッチではありますが、主人公八軒の過去がどう明かされ、彼らの先がどう描かれるのか楽しみです。


竹内良輔・ミヨカワ将「ST&RS」

「宇宙開発に挑む少年たち」をテーマにした、最近のジャンプに新連載では異色かつ出色の作品。まだ連載は始まったばかりですが、どのキャラクターも奥深さを持った描写がなされそうで期待大。



青年誌系からなんぼか
こちらは連載雑誌が「ヤング〇〇」とかそういうのから。


志村貴子放浪息子

放浪息子 (1) (BEAM COMIX)

放浪息子 (1) (BEAM COMIX)

女の子になりたい少年と男の子になりたい少女。そして彼らを取り巻く友人たちの思春期を優しくもシビアに描く作品。いずれの登場人物もシリアスな悩みを抱えつつ日々を過ごしていますが、心の底から幸せになって欲しい、読むたびにそう願いたくなってしまったり。


久住昌之水沢悦子花のズボラ飯

花のズボラ飯

花のズボラ飯

単身赴任の旦那さんを持つ主婦の花さんがご飯食べたりバイトしたり何かしたりその後ご飯を食べるお話。ハイテンションかつ異様に美味そうに食べる花さんに惚れざる得ない!近々出るらしいレシピ本も要チェックや。


日本橋ヨヲコ少女ファイト

少女ファイト(1) (イブニングKCDX)

少女ファイト(1) (イブニングKCDX)

バレーボールに対して並外れた能力を持ちながらも、過去の経緯から無気力に取り組んできた大石練。様々な出会いから再度本気でバレーに取り組むことになった彼女と、ピーキーな性格かつ熱い連中と共に織り成す、試合と友情と恋愛と因縁はどんな方向に進むのか。日本橋先生らしい線の太い描写がグー。


こざき亜衣あさひなぐ

あさひなぐ 1 (ビッグコミックス)

あさひなぐ 1 (ビッグコミックス)

高校入学を機に心機一転しようとした少女東島旭が紆余曲折を経て入ったのは、高校部活界のアメリカンドリームこと「薙刀部」!ずぶの素人から次第に薙刀の持つ魅力に取りつかれ、前向きに突き進んでいく姿勢は見ていて気持ち良いですね。


花沢健吾アイアムアヒーロー

アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)

アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)

人生に希望が持てない漫画家がある日を境に直面した「現実」。いつ終わるとも知れない悪夢のような状況を、これでもかとリアリティを持って描いていく作品。ホントこれ何処に着地するんだろう??と思いながらも、展開に身を任せるしかない漫画。


道満晴明ヴォイニッチホテル

ヴォイニッチホテル 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

ヴォイニッチホテル 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

太平洋南西に浮かぶブレフスキュ島にあるホテル・ヴォイニッチ。ヤクザ、殺し屋、漫画家、警察、従業員が織り成す奇妙なドラマ。時々ほのぼの、時々バイオレンスながらも、常に淡々と静かに進んでいく雰囲気がなんとも絶妙。


田中宏女神の鬼

女神の鬼(1) (ヤングマガジンコミックス)

女神の鬼(1) (ヤングマガジンコミックス)

過剰な暴力を持て余した少年たちの終わりない闘い。いわゆるヤンキー漫画ではありますが、エスカレートする暴力が「鎖国島」と呼ばれ隔離された無法地帯でのサバイバルと化していく展開には驚き。その戦いに関しても単なる「ケンカ」の領域を超え、チーム戦・めまぐるしい視点の動き・それぞれの駆け引きと、かなり手に汗握る展開であります。


迫稔雄嘘喰い

嘘喰い 1 (ヤングジャンプコミックス)

嘘喰い 1 (ヤングジャンプコミックス)

ギャンブル漫画として知力を争うのみならず、勝負の中で避けることは出来ない暴力の争いも織り込んで描いた作品。理性と野生のギリギリの狭間を歩く人間、要はホントに強くてイカれた連中ばかりが集まっていて大好きです。


板垣恵介・RIN「どげせん」

どげせん 1巻 (ニチブンコミックス)

どげせん 1巻 (ニチブンコミックス)

ならば究極の強さとは何か?腕力の強さか?政治力か?違う!土下座だ!土下座こそ究極の戦闘態勢。不良だろうがヤクザだろうが全てを追い込み、相手に「敗北」を刻み込む戦い方なのだ!何を言ってるのか分からないだろうけどホントにこういう漫画。


原泰久「キングダム」

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)

時は春秋戦国時代。秦国の少年信が天下の大将軍を目指す道のりと共に、秦国が中華統一を目指す道のりを描く大作。戦の描写にせよ、政治的な謀略の話にせよ、毎号見事な引きを見せつけ、心の底からハラハラさせてくれます。


玉置勉強「彼女の一人暮らし」

彼女のひとりぐらし 1 (バーズコミックスデラックス)

彼女のひとりぐらし 1 (バーズコミックスデラックス)

フリーのデザイナー件イラストレーターの輿水理香(26歳・独身)のゆるふわオシャレライフを描いた女の子に元気をあげる作品…ではなく、1人暮らしのダメさと悲しさと時々楽しさを描いた作品。ダメ男ならぬダメ女にどうにも惹かれる人は読んどくべきじゃないすかね。


武富智「SUPER HEROIN(C SCENE収録)」

C scene―武富智短編集 (ヤングジャンプコミックス)

C scene―武富智短編集 (ヤングジャンプコミックス)

アオハル0号に収録され、現在は短篇集「SCENE C」でも読むことが出来ます。亡くしてしまった妻と、彼女が夫の未来に残してくれたもの。「喪失と再生」というテーマを、暖かく丁寧に描いた作品。



ギャグマンガ系をいくつか

尾玉なみえマコちゃんのリップクリーム

マコちゃんのリップクリーム(1) (シリウスコミックス)

マコちゃんのリップクリーム(1) (シリウスコミックス)

かつては「打ち切り女王」の名を欲しいままにしていた尾玉なみえ先生が、最長連載記録を更新中の作品。微妙にエグい下ネタ、ゲスい性根のキャラクター、意味があるのか分からないパロディ、独特の言語センスと、まさに尾玉先生らしさ爆発の作品。装丁もシャレオツなので、オシャレサブカルを気取りたい人も恥ずかしくないNE!


うすた京介セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん

言わずと知れた90年代ギャグマンガの金字塔の1つ。なんで当時はあんなに面白かったんだろう?と思いつつも、今読んでも結構笑えたり。温泉に行く話とかマサルの父ちゃんが出てくる話とか好きでした。


長崎ライチふうらい姉妹

ふうらい姉妹 第1巻 (ビームコミックス)

ふうらい姉妹 第1巻 (ビームコミックス)

若干残念な妹が輪をかけて残念な姉をフォローしたりボケ殺したりなんかしたりする漫画。姉妹愛溢れる彼女たちが行くところ、困惑と失笑と戸惑いが溢れ出す!ような感じ。読むたびに「お、おう…」といった表情になりたい方にオススメ。でなくともオススメ。


河田雄志行徒学園革命伝ミツルギ

少子化による学校閉鎖が相次ぐ中、波亜怒雲高校生徒会は学園存続のため、日夜学園改革に取り組むのだ!毎度毎度グダグダだけど!異様に手の込んだ美麗な絵柄としょうもない話に体力を奪われたい方にオススメ。でなくともオススメ。


大沖ひらめきはつめちゃん

ひらめきはつめちゃん(1) (BLADE COMICS)

ひらめきはつめちゃん(1) (BLADE COMICS)

発明家の父を持ち、自らも工作が得意な小学生のはつめちゃん。差し込んだネジで何でも出来る「はこ」を頭に載せ、日常を発明で何とかしていくのです。絵柄も話もシンプルではありますが、地味に何度も読みたくなる魔力に溢れた作品。


安部真弘「侵略!イカ娘」

侵略!イカ娘 1 (少年チャンピオン・コミックス)

侵略!イカ娘 1 (少年チャンピオン・コミックス)

海を汚す人類にイカったイカ娘。人間共を侵略しようとたどり着いたは良いが、気づけば海の家で働くハメに。海の家での生活を軸にして、妙な連中やら近所の人たちと次第に仲良くなっていくイカちゃん可愛い。イカちゃん可愛い。


野中英次課長バカ一代

課長バカ一代(1) (KCデラックス)

課長バカ一代(1) (KCデラックス)

家電メーカー松芝電気の課長補佐代理としてサラリーマン道を邁進する主人公・八神和彦が、同僚やら上司やらと世間話をしているだけの作品。劇画タッチで心底下らないことをする作風は、クロマティ高校やその後に続く唯一無二のスタイルの源流と言えるのでは。知らないけど。


おおひなたごう「犬のジュース屋さんZ」

犬のジュース屋さんZ 1 (ヤングジャンプコミックス)

犬のジュース屋さんZ 1 (ヤングジャンプコミックス)

とある野球場の1・2塁間にジュース屋さんを構える犬さん&友人の立体くんの毎日は、なんだかとってもシュールかつ、色んな意味で不条理。そんな展開に酔うような漫画。今のヤンジャンは普通に面白いとは言え、この要素が…足りない…!


位置原光Z「アナーキー・イン・ザ・JK」

アオハル 0.5号 (ヤングジャンプ増刊) 2011年 09月号

アオハル 0.5号 (ヤングジャンプ増刊) 2011年 09月号

なんか妙な属性を持った女子高生たちがグダグダしゃべったり遊んだりする漫画。アオハル0号での連載を機に、現在はブログ版アオブロ!でも連載中。テン年代の随一の単眼ヒロイン吉川っちに痺れろ!別に大したことしてるわけじゃないけど。


あらゐけいいち「日常」

日常 1 (角川コミックス・エース 181-1)

日常 1 (角川コミックス・エース 181-1)

時には高テンション、時には異様な静寂につつまれ、時にはしょうもない話で1話まるまる潰したり。そんなテンションと触れ幅に乗っていけば良いと思う。短篇集「Helvetica Standard」もナイス。


阿部共実「ドラゴンスワロウ」
ソフトボール部無敵のバッテリーという設定もそこそこに、気ままに過ごす女の子2人のお話。日刊浦安web(現在は閉鎖)で短期連載していた作品ですが、独特の絵柄と妙な切なさを持った作風を描く阿部先生は、今最も次回作が読みたい作家。8月18日発売の週刊チャンピオンからには、新作短期連載「空が灰色だから手をはなそう」も乗ってるよ!



百合マンガもいくつか
数えると意外と持ってた系。関係無いけど、「百合姫」リニューアル号に載ってた伊藤計劃「ハーモニー」のコミカライズの話はやっぱ立ち消えなんですかね…。


金田一蓮十郎マーメイドライン

マーメイドライン (IDコミックス 百合姫コミックス)

マーメイドライン (IDコミックス 百合姫コミックス)

ああ、ハレグゥ見てたなーと思って手に取ったら、自らのアイデンティティに悩む人たちの話だったでござる。前半の少女同士の話は勿論のこと、後半のあゆみとあいかの話は、ある意味普通の漫画ではあまり切り込めないような、「己の性とアイデンティティ」について向きあった深い作品。


なもり「ゆるゆり

ゆるゆり 1 (IDコミックス 百合姫コミックス)

ゆるゆり 1 (IDコミックス 百合姫コミックス)

最近じゃアニメ化もされてノリノリな作品。百合っていうよりは女の子がグダグダやってるのを見て、あははと笑えば良いと思う。それなりにメインキャラクターが多いものの、被らず、かつ様々な組み合わせでうまい具合に話を作っているのもグー。


きぎたつみ「共鳴するエコー」

共鳴するエコー (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)

共鳴するエコー (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)

登場人物が同じ世界で繋がっており、いつしか次の話へと繋がるスタイルの連作短編物語。学校や家庭といったある意味で閉ざされた空間にいる状況から、無理矢理にでも外へ出ようとする/出させようとする最終話の展開は色々な意味でガチ。


袴田めら「最後の制服」

高校生の少女たちの、時に笑いあい、時にすれ違う青春時代。その時間の持つ有限性を強く感じさせる描写と同時に、悩み傷つき、しかしその中で前向きに進んで行こうとする彼女たちが本当に愛おしい作品です。


玄鉄絢星川銀座四丁目

星川銀座四丁目 (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)

星川銀座四丁目 (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)

女教師と小学6年生のレッツ歳の差同棲生活。柔らかい人物の描き方も非常に良いですが、架空の駅前〜住宅街の描き方も個人的にとてもツボ。ある種のファンタジーでありながら、とても生活感溢れる描写が魅力的。


吉田丸悠「きれいなあのこ(ひらり、vol4収録)」

ピュア百合アンソロジー ひらり、 Vol.4

ピュア百合アンソロジー ひらり、 Vol.4

自らのキャラと本心のギャップに思い悩む少女と、地味ながらも天真爛漫な少女の出逢いと分かれ。とにかく感情の表し方が抜群に上手い方。今回商業作品としてのデビュー作品のようですので、今後どんな作品を見せてくれるのか本当に楽しみ。


白沢まりも「野ばらの森の乙女たち」

野ばらの森の乙女たち(1) (講談社コミックスなかよし)

野ばらの森の乙女たち(1) (講談社コミックスなかよし)

世間からちょっと離れた女子高+憧れの先輩+なんだか気になる親友!!そんな王道ど真ん中160キロストレートな少女漫画。直球過ぎて何だか強いお酒を飲んでるような読後感すらもたらしますが、こういうのも良いよね(良い笑顔で)!


倉田嘘「百合男子」

百合男子 1 我思う、ゆえに百合あり。 (IDコミックス 百合姫コミックス)

百合男子 1 我思う、ゆえに百合あり。 (IDコミックス 百合姫コミックス)

最近は色んな所で賛否両論の話題を呼んでいる(らしい)作品。人は愛ゆえに愛に苦しみ、愛ゆえに愚かな行動に走り、愛ゆえに争う。百合を愛したがために、そんな茨の道を歩むことになった1人の男子の愛と苦悩を描いた作品。アホなノリだけど言っていることは結構熱い快作です。アホだけど。



4コマ作品


佐野妙森田さんは無口

森田さんは無口 1 (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)

森田さんは無口 1 (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)

女子高生森田まゆみは、人よりちょっと無口な女の子。時々誤解もされるけど、ハイテンションな周りに追いつかないだけで、言いたいことはちゃんとあるんだよ。口数は少ないけれども何だか騒がしい彼女の日常を描いた作品。


くずしろ「姫のためなら死ねる」

姫のためなら死ねる (1) (バンブーコミックス WIN SELECTION)

姫のためなら死ねる (1) (バンブーコミックス WIN SELECTION)

枕草子」を記した清少納言は、今風に言えばニートで引きこもりのブロガー。そんな彼女が中宮定子様の家庭教師になったことから始まるストーリー。まさに「その発想はなかった」な1作。清少納言の明日はどっちだ?


ちょぼらうにょぽみ「不思議なソメラちゃん」

不思議なソメラちゃん 1 (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

不思議なソメラちゃん 1 (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

起承転転転転結。くらいは平気で起こって何がなんだかよく分からん。可愛い絵柄のくせにやってることは毒まみれ。結構読んでいると体力も使うし…。でも、気づいたら読み返したくなっちゃう…悔しいでもビクンビクン…みたいな漫画。


ms「少女公団アパートメント」

少女公団アパートメント (1) (まんがタイムKRコミックス)

少女公団アパートメント (1) (まんがタイムKRコミックス)

団地を舞台に繰り広げられる、ささやかだけと楽しい日常。優しくも軽い作風で、決して物凄いインパクトに溢れているわけではないけれど、何度も見返したくなる作品。「団地」という、なんだか宙ぶらりんな環境も良いですね。


カズホ「キルミーベイベー

キルミーベイベー (1) (まんがタイムKRコミックス)

キルミーベイベー (1) (まんがタイムKRコミックス)

殺し屋のソーニャと普通の少女やすなは高校のクラスメイト。ソーニャが気になるやすなは常にちょっかいを出すが、そのたびにハードに仕返しをされる毎日。ミニマムな関係性の中で繰り広げられるショートコントのような作品。


あずまきよひこあずまんが大王

あずまんが大王 (1) (Dengeki comics EX)

あずまんが大王 (1) (Dengeki comics EX)

言わずと知れた4コマ漫画に革命をもたらした作品。作中の時間と現実の時間をリンクさせ、惜しげも無く卒業させてしまった作品はちょっと他に見当たりません。ツッコミ不在のボケ殺し的な「間」を初めて見たのはこの作品だったのかも知れない。


矢直ちなみ「一緒に帰ろう」

一緒にかえろう 1 (まんがタイムコミックス)

一緒にかえろう 1 (まんがタイムコミックス)

幼なじみの春と詩緒。夏休みの分かれを経て、6年ぶりに再開したことから始まる物語。4コマという形態でありながら、とても繊細に人の心の機微を描き、読み手の心をも抉るような作品はちょっと無いんじゃないかと。でも最後は暖かく前向きな気分にさせてくれます。



ちょっと前の作品
最近の作品とは言えないけど、たまに読み直したくなるような漫画。


富沢ひとし「ミルククローゼット」

ミルククローゼット 1 (アフタヌーンKC)

ミルククローゼット 1 (アフタヌーンKC)

西暦2005年、突如異世界に飛ばされる病気にかかった子供たちを巡る、あまりに早すぎた(?)SF作品。可愛い絵柄ながらも、解説が極端に少ないストーリー展開と何が起こってるのか良く分からない描写。でも好きだぜ俺は…。


石黒正数「ネムルバカ」

ネムルバカ (リュウコミックス)

ネムルバカ (リュウコミックス)

バンド活動に生活を捧げる鯨井先輩と、ボンヤリと日々を過ごすその後輩入巣。大学という微妙な時間と空間の中で、それぞれに悩み、もがく2人の生活。無力感と鬱屈からいかに傷つけられながらもそれを超えるか。有名な「駄サイクル」論も含め、折に触れて読み返したくなる作品。


古谷実ヒミズ

ヒミズ 1 (ヤンマガKC)

ヒミズ 1 (ヤンマガKC)

中学生住田は、常に「普通」であることだけを望む少年。虚無感に囚われた彼の環境は坂道を転げ落ちるように、次第に後戻りの出来ない状況へと陥っていく。「何か」から逃げようとしても結局は退路など何処にもないという救いのなさ。


佐藤大輔伊藤悠皇国の守護者

皇国の守護者 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

異世界における戦記物。絶望的な戦況にありながら、それでも尚且つあがく様を見せつける作品。惜しくも5巻で終わってしまった作品でありますが、極寒の地で戦う主人公・新城らの姿は何度も見返したくなる作品


桜庭一樹杉基イクラ砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 上 (単行本コミックス)

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 上 (単行本コミックス)

閉塞感に囲まれた世界の中で生きる少女たち。桜庭一樹の作品のコミカライズですが、原作の雰囲気を損なうことなく、透明感のある、残酷な世界を作り上げています。


草壁レイアイドルマスター-ユアメッセージ-」

アイマス関連のコミカライズはもはや膨大な数がありますが、そんな中でもっと評価されて欲しい1作。アイドル同士の人間関係と、アイドルとして舞台に向かうこと。1人じゃ無理でも、仲間とならやれること。そんな風に歩んでいく彼女たちの姿を描いています。


安倍吉俊+gk「ニアアンダーセブン

ニアアンダーセブン (1) (角川コミックス・エース・エクストラ)

ニアアンダーセブン (1) (角川コミックス・エース・エクストラ)

うだるような暑さにまみれながらも、時々ハイテンションな夏。浪人生と宇宙人とUFO。しょうもないギャグが散りばめられつつも、話ごとに線や絵が地味に異なっており、意外と実験的な面も。


古屋兎丸「Palepoli」

Palepoli

Palepoli

形態は4コマ?でありながら、あらゆる画風・あらゆるパロディをぶち込んだパンクスピリッツ溢れる作品。ガロに連載されていたということもあり、内容的にもブラックだったりする場面もありますが、それを差し引いても死ぬほど下らない(良い意味で)作品。


新井英樹ザ・ワールド・イズ・マイン

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス)

東京に爆弾を設置するモンちゃんとトシ。北海道から渡ってきた巨大生物ヒグマドン。ヒグマドンを殺すためにやってきた老猟師。秋田で彼らが遭遇したことにより、物語は世界を巻き込んでいく…。全てを焼く尽くすようなテンションは読む側にも体力を求めるほど。


相原コージ竹熊健太郎サルでも描けるまんが教室

「漫画で日本を支配する」という野望の達成のため、ありとあらゆる漫画を学び、漫画界に殴りこみをかける2人の男の物語。漫画のお約束やステレオタイプを徹底的に分析するのみならず、漫画家という生き物の苦しみを描くことでギャグとして昇華した類を見ない作品。サルまん2.0は一体いつ収録されるんや…。


岡崎京子ヘルタースケルター

ヘルタースケルター (Feelコミックス)

ヘルタースケルター (Feelコミックス)

完璧な美しさと人気を持つモデルのりりこは人気の絶頂。しかし、彼女の美しさは大きな代償と引換に手に入れられたもの。彼女のマネージャー、事件を追う検事など、様々な人々が絡み、物語は破滅へと進む。スタイリッシュな絵柄でありながら、不穏さバリバリのストーリーはまさに至高。



その他
それまでのカテゴライズに入らないものでひとつ。ウェブ漫画や読み切りやアメコミなどを入れてみました。


近藤るるる「アリョーシャ!」

アリョーシャ! 01 (ヤングキングコミックス)

アリョーシャ! 01 (ヤングキングコミックス)

極秘任務のため日本に留学生としてやって来た暗殺者アリョーシャ。しかし計画の瓦解によって「普通の女子高生」として暮らすことに。彼女を狙う暗殺者、FBI、全てから逃れ、普通に暮らすことは出来るのか?コメディながらも、妙にリアリティ溢れるギミック描写がナイス。


まがりひろあき魔女っ娘つくねちゃん

魔女っ娘つくねちゃん 1 (アッパーズKC)

魔女っ娘つくねちゃん 1 (アッパーズKC)

いわゆる「外道魔法少女」モノとしてギャグ漫画としてとても面白い作品ですが、何より現在シリウスwebで連載されているウェブコミックがすごい!フラッシュアニメ・異様に難しいゲームと種類も豊富ですが、20話swf30話のように、通常の紙じゃ絶対出来ないこの表現は必見。


Alan Moore・Dave Gibbons「Watchmen

現代とは異なる架空の現代アメリカを舞台にしたアメコミ作品。主人公ロールシャッハのハードボイルドな行動に痺れると共に、虚実入り交じる論評・インタビュー・雑誌記事等々を用いて作られる世界観はまさに圧巻。


菅野マナミ「ひまわりさん

ひまわりさん (MFコミックス アライブシリーズ)

ひまわりさん (MFコミックス アライブシリーズ)

ふるぼけた書店「ひまわり書房」の店主ひまわりさんは、謎めいた雰囲気かつ(一見)ドライな性格美人。騒々しくも本が苦手な高校生まつりと、彼女を取り巻く本を軸に巡る日常。今後どんな風に日常が綴られていくのか。日常は変わらなくとも、気になる漫画です。


江戸川乱歩丸尾末広「パノラマ島綺譚」

パノラマ島綺譚 (BEAM COMIX)

パノラマ島綺譚 (BEAM COMIX)

江戸川乱歩の作品を丸尾末広がコミカライズ!そりゃあすげーもんが出来るだろーと思ったらやっぱり素晴らしい作品。耽美的かつエグい作品が多い作者ですが、グロ要素は控えめなので丸尾末広入門者にもオススメ。


夏目ココロ「黒鉄ガール」

黒鉄ガール(1) (KCx ARIA)

黒鉄ガール(1) (KCx ARIA)

主人公の少女・よりこが住む町は、戦争の終結による不景気に苦しめられている。彼女に接近するアルパカを連れた美少年、そして突如町に襲いかかる謎のロボット!?不安と期待が宙ぶらりんになったまま、よりこの生活はどうなるのか?そんな不可思議な少女漫画。


大和和紀はいからさんが通る

はいからさんが通る(1) (講談社コミックスデザート (172巻))

はいからさんが通る(1) (講談社コミックスデザート (172巻))

王道ど真ん中の少女漫画ではありますが、キレキレのギャグとアクション&ロマンスなど、何気にバラエティに富んだ作品です。いけ好かない許嫁、気になるそれぞれタイプの違う男たち、世相を背景にした波乱万丈な物語展開は永遠のスタンダードかと。


坂井恵理「スキ×スキ(アオハル0.5号収録)」

アオハル 0.5号 (ヤングジャンプ増刊) 2011年 09月号

アオハル 0.5号 (ヤングジャンプ増刊) 2011年 09月号

誰かを好きになると「身体が分裂する」という体質を持った宇宙人ハル。地球の高校で普通の生活を送っていたものの、ある時もう1人の男を好きになり…。SF的なギミックと恋愛漫画の切なさを良い感じに絡めています。


やまがたさとみ「ふたりごと(girls junp #1収録)」

ガールズジャンプ 2011年 1/25号 [雑誌]

ガールズジャンプ 2011年 1/25号 [雑誌]

亜子は桐野の一番長い女友達。彼女の2年越しの片思いが叶った時、僕の想いは一体どうなってしまうのだろう?控えめな表現ながらも、切なさに溢れた漫画です。ところで「ガールズジャンプ」の2号はいつごろ出るんですかね?


中村明日美子ウツボラ

ウツボラ(1) (F×COMICS)

ウツボラ(1) (F×COMICS)

正体不明の少女藤野朱の自殺をきっかけに、作家溝呂木の日常はあまりに脆いものと化す。登場人物の誰もが何を考え、隠しているのか分からない恐ろしさ。不穏さしか感じさせない展開ですが、それでも先が気になってしまう…。


いしいひさいちののちゃん

ののちゃん (全集1) (Ghibli comics special)

ののちゃん (全集1) (Ghibli comics special)

朝日新聞朝刊の漫画としてザ・不動の地位を守っている作品ですが、山田家長男ののぼるにしか見えないクラスメイトの富田月子さんや、キクチ食堂でバイトをする傍らポルトガル音楽のバンドを組む吉川ロカなど、たまにしか出てこない脇キャラの話がとても魅力的。


拓「めくりめくる

めくりめくる 1巻 (ガムコミックスプラス)

めくりめくる 1巻 (ガムコミックスプラス)

倉敷を舞台に描かれる、高校生たちの青春ライフ。永遠に長いようで一瞬しかない日常を切り取ったシーンに溢れています。目まぐるしく変わる少年少女の表情をニヤニヤ見ているだけでも飽きない作品。



個人的に影響を与えたのでは無いかと思われる漫画
これまで読んできた中で、自分人生やら考え方に少なからぬ影響を与えているんじゃないかと思われる作品を挙げてみました。思い込み200%込みですが、少しでも共通する所があるのならば、是非僕と握手をしましょう。


藤子・F・不二雄モジャ公

モジャ公 (1) (小学館コロコロ文庫)

モジャ公 (1) (小学館コロコロ文庫)

一番初めに買った漫画は藤子先生の「ドラえもん」ですが、そこから他の藤子作品に手を伸ばす中で、一気に藤子F=ドラえもんのイメージを壊されたのが幼少時代の鮮烈な思い出だったり。特にモジャ公は、バイオレンスでホラーな描写も多く、結構トラウマだったり。


上山徹郎電人ファウスト

電人ファウスト 第1巻 (てんとう虫コミックス)

電人ファウスト 第1巻 (てんとう虫コミックス)

小学生の頃は人並みにコロコロコミックを読んでいましたが、当時から「何故コロコロに…?」と思うほど大人なタッチの漫画で印象に残っていたのがこれ。1人の少女を守るようプログラムされたアンドロイド「ファウスト」が、追手として現れる他のアンドロイドと戦う物語。細かくリアリティ溢れた描写は今の青年誌で連載されてもおかしくない程。


尼子騒兵衛「落第忍者乱太郎」

落第忍者乱太郎 (1) (あさひコミックス)

落第忍者乱太郎 (1) (あさひコミックス)

最近新刊が「女性向き」の所にあるのを見て、何というか時の移ろいを感じたものですが、作者がリアルに忍術の修行をしたということもあり、細かい忍者知識を当時は楽しみにしていたもの。朝顔の種が下剤になったり、船酔いの直し方なんてのは未だに覚えてたり。


あさりよしとおまんがサイエンス

まんがサイエンス (ノーラコミックスDELUXE)

まんがサイエンス (ノーラコミックスDELUXE)

98年〜99年頃の学研の「科学」に連載されていたものを読んでいました。人体や動植物について分かりやすく解説する、というストーリー仕立てではありますが、妙にSFチック&女の子が可愛かった記憶も。「るくるく」を読むこと約10年前ほどの話。


勝鹿北星浦沢直樹マスターキートン

MASTERキートン 1 完全版 (ビッグコミックススペシャル)

MASTERキートン 1 完全版 (ビッグコミックススペシャル)

中学〜高校は金が無いのでブックオフで長時間立ち読みをするという生活習慣がありましたが、そこで繰り返し読んでいたのがこれ。当時は保険の代理人という制度がイマイチ飲み込めなかったものの、知力を尽くして世界を渡るキートンの姿には痺れたもの。完全版出版は本当にめでたいですね!


荒木飛呂彦ジョジョの奇妙な冒険

ジョジョの奇妙な冒険 (1) (ジャンプ・コミックス)

ジョジョの奇妙な冒険 (1) (ジャンプ・コミックス)

中高とはしかにかかった如く読んでたなー。当時6部がジャンプで連載されていたので、3部から入って色々手を伸ばしていきました。「今にも落ちそうな空の下で」の警察官とアバッキオの会話は当時の(今も)心の支えにしていたり。


平野耕太HELLSING

HELLSING 1 (ヤングキングコミックス)

HELLSING 1 (ヤングキングコミックス)

吸血鬼アーカードを率いるヘルシング機関と、世界に戦争を挑む「少佐」との戦いを描いた作品。名場面・名台詞の多い作品ですが、地獄と化したロンドンにおいて、インテグラが1人の「人間」として吸血鬼の群れに立ち向かうシーンも、やっぱり自分の中の心の支えになっている部分があったりします。


島本和彦逆境ナイン

逆境ナイン (1) (サンデーGXコミックス)

逆境ナイン (1) (サンデーGXコミックス)

いきなり1話で野球部の廃部を言い渡された、全力学園野球ぶキャプテン不屈闘志。彼がこの逆境に対し「甲子園で優勝する」と叫んだことは、更なる山のような逆境の始まりであった!読むと無駄にテンションが上がる作品。これも多くの名言に満ちていますね。


南條範夫山口貴由シグルイ

シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)

寛永6年9月24日、駿府城内で行われた真剣を用いた御前試合。第1試合の対戦車、隻腕の剣士・藤木源之助と盲目にして跛足の美剣士・伊良子清玄。彼らの間には長きに渡る因縁が存在していた…。これもある意味で猛烈なテンションに満ちた怪作。


施川ユウキサナギさん

サナギさん 1 (少年チャンピオン・コミックス)

サナギさん 1 (少年チャンピオン・コミックス)

中学生のサナギさんと、ちょっと変わった親友フユちゃんたちが織り成す、時にしょうもなく、時に哲学的な日常。非常にシンプルな絵柄でありながら、時に詩的とも叙情的とも言える情景を感じさせるのは施川先生ならではの魅力です。


こうの史代「この世界の片隅に」

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

昭和18年12月、広島に住む少女すずが呉に嫁いだことから始まる、戦時下のささやかだけれど暖かい日常。いわゆる「戦争もの」とは一線を画し、とにかくすずの「日常」を描いた作品。全編を通じて漫画でしか出来ない表現が散りばめられているのも大きな特徴。



早く続きを…読みたいです…な作品
漫画を読んでる人ならば、必ず幾つかは「これいつ続き単行本で読めるんだろ…」と思う作品があるはず。そんな感じの。


冨樫義博「HUNTERXHUNTER」

ハンター×ハンター (No.1) (ジャンプ・コミックス)

ハンター×ハンター (No.1) (ジャンプ・コミックス)

絵がアレだ、休載が何だ、と色々話題を呼ぶ作品ですが、やはり1度読んでしまえばそんな瑣末なことはどうでも良いくらいに面白い!特に蟻編での王宮突入からの緊迫感の連続は本当に凄まじい。蟻も討伐軍も今後どうなってしまうのやら…。


三浦建太郎ベルセルク

ベルセルク (1) (Jets comics (431))

ベルセルク (1) (Jets comics (431))

1989年に連載開始、未だ終わりの見えない旅を続けるガッツ一行。新生鷹の団、ミッドガルド、そして魔界と、あまりにも壮大な世界を1人1人の兵士に至るまで描く闘いはいつまで続くのか!最後まで見届けたい名作です。


平本アキラ俺と悪魔のブルーズ

俺と悪魔のブルーズ(1) (アフタヌーンKC)

俺と悪魔のブルーズ(1) (アフタヌーンKC)

悪魔との取引によって天才的なブルースギターを弾く才能を得た黒人青年RJ。大切な妻と子の命と引換に力を得た彼を様々な出来事が襲う…。4巻ですげえ良い所で終わり、もう4年近くお預けをくらっている漫画。一応wikiを見ると「水面下で執筆は進んでいる」らしいけど、本当か?本当なんだな!?


やまだないと「ビアティチュード」

ビアティチュード BEATITUDE(1) (モーニングKC)

ビアティチュード BEATITUDE(1) (モーニングKC)

昭和30年代後半、漫画家たちが集まるトキオ荘に暮らすハナモリ氏を中心に、淡いタッチで描かれる青春群像。実在の「彼ら」をモデルにしながらも、とても良い感じにアレンジがなされた「幸せな夢」。いや、ホント早く続きが読みたいのだけど、特に打ち切りとかそういう話は聞かない…けど、連載してる様子も…。


天野こずえあまんちゅ!

あまんちゅ!(1) (BLADE COMICS)

あまんちゅ!(1) (BLADE COMICS)

東京から引っ越してきた「てこ」と、スキューバダイビングが趣味の「ぴかり」。ダイビング部から、始まる彼女たちの日常。現在天野先生は産休&育休のため、現在は3ヶ月に一度のペースで連載されているそうで。いつになったら夏本番が始まるんだよう、と思いながらも、慈しむように描かれたハッピーな絵とストーリーを見ていると、まぁこれはこれでと思ったり。


大塚英志・森美香「木島日記」

木島日記 上 (角川コミックス・エース 125-3)

木島日記 上 (角川コミックス・エース 125-3)

大塚英志原作による、昭和偽史シリーズの1つ。民俗学者折口信夫が、謎の「仕分け屋」木島平八郎と出会ったことで、虚実入り交じる昭和史の波に巻き込まれる…。大塚英志はあんまりお話を畳むということをしない人でありますが、これは是非とも完結を見てみたい作品。ホント頼みます。


森薫「シャーリー・メディスン」

シャーリー (Beam comix)

シャーリー (Beam comix)

ご存知「エマ」乙嫁語り」の森薫先生の、ヴィクトリア朝イギリスを舞台にした短編。時たま何年か1度のペースで雑誌に載るのがまたニクいですね。初期短編集として「シャーリー」が出ていて雑誌掲載分はその続きでありますが、果たしてまとめて単行本化するのはいつのことなのか。とても楽しみです。