・夏コミに出す同人誌を入稿したので印刷で何もなければ多分本が出ます。

・超絶美麗な表紙絵はマイメンのふた先生謹製。いいでしょ。8/12(月)の東2ホールW37bで君を待つ。
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・内容はというと「歴代グラミー賞主要部門受賞作を聞いてなんか色々言う」といった本です。今回は第1回から第22回まで、1958年から1980年までの音楽について書いてます。一応計画上は3部作の予定。いけんのか???
・元々ちょっくらやってみるか~という軽い気持ちで書き出したのが去年の冬コミ。2月のコミティアで少しだけバージョンアップさせて、その延長線上としてようやく製本にまでこぎ着けたゾ! という感じ。本当は5月のコミティアに出したかったんですが色々(8割自分の見積もり不足・2割が仕事等)あってここまで延びたというか、なんとか形に出来たというか。
・6月~7月はこれの作業で結構な時間を取られてしまい、プライベートの他の用事を犠牲にしてしまった部分もあり。その上ひたすら資料を読んで書いて聞いて書いて書いて国会図書館行ってルノアールに籠って書いて書いて書いて……という感じでまぁまぁ大変でした。新橋駅日比谷口のルノアールのマイ・ブースは7席もあるのでかなりオススメ。土日はそんなに使う人もいないし。
・あとまぁ本の題材が題材なんで、誰がこんなもん興味あるんじゃい!??!?? というのも頭がよぎったりね。大体なんでも書いている人はそうなんでしょうけれど、誰でも一度は同じこと考えるんだなと。いやでも1960年代のアメリカで流行った音楽に興味ある人、いる??? いたら嬉しいけど。
・というようなことを考えると毎回読み専として足を運んでいる同人誌即売会の1冊1冊が、大小様々なれど産みの苦しみを経てある日ある場所に辿り着くというのは凄まじいことだなと。変にテンションが上がった時は、勝手に敬虔な気持ちになったりしてました。何様?
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・で、こうして本が出来た(まだ入稿しただけで終わってないですが…)ら、今度は当日どうやって売るのかを考えないといけないわけで。布はあるけれどコインケースとか小銭とか用意せにゃならん。ポスターとかね~どうしようかね~と思いながらポスタースタンドをポチり、キンコーズでの印刷値段を調べ……とやっていると、今度は「いかに本を売るか」に頭が引っ張られてしまう。折角作った本なんだからいっぱい人に読んでもらいたいし、あわよくば評価されたいし、そのためには色々宣伝しなけりゃならないし……という方向に考えが膨らんでしまう。
・今までバリバリ集中して本を書いてた(描いてた)勢いで持ってうお~今度はどうする~!?? という感じになってしまって、これはこれで取り込まれ過ぎるとヤバいっすね。良いものを書いただけで手に取ってくれるというナイーブな考えは捨てろと芹沢さんも言ってました(言ってない)が、それ故に特に評論系サークルはPR手法の本なんかもあるくらい宣伝に労力を使っている印象(偏見)があったり。その辺もバランス感覚ですね。そもそもそんなに部数刷ってないし。今このブログを書いてるのも半分くらいやり場のない情宣欲を発散している所もあるのですが……。
・とりあえずは1冊本が出来たので、続きを書きつつコイツをネタに色んな同人誌即売会に出てみようかな~と思いつつ、でもこれにばっかり時間を取られるのも辛いよ~という感情もあり。もっとちゃんとInDesignも覚えたいのだけれど、必要に迫られないと覚えないよな~という話もあり。色んな選択を迫られるのが人生だわね。